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リノベ豆知識

ドアは引き戸がおすすめ‼ 後悔しない引き戸の選び方

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今回の名人

コンシェルジュ Okuno

開き戸は意外と場所を取ります。人気の引き戸は省スペース設計!

今までは便利に使っていた設備でも、ライフスタイルの変化で不便を感じてくるというケースがあります。そのような場合には毎日の生活をより便利に過ごすためにリフォームを検討するのもひとつです。

家の中での移動で必ず使用する部分がドアです。日常生活で欠かすことができない動線上にあるため、どんなドアを使っているかで生活に大きな影響を与えます。そこでリフォーム・リノベーションおすすめのドアである引き戸のメリット・デメリットについて書いてみました。

引き戸はドアが壁に平行して動き、壁沿いに設置されている戸袋の中に収まるから、ドアの前後にスペースが必要ありません。

通常、開き戸では扉一枚分開くスペースが必要です。だから、前後にスペースを必要としない引き戸では省スペースのため、いまより広い空間の確保が可能となります。また、ドアが開けっぱなしでも通行の邪魔にならないというのがメリットです。

引き戸を選ぶポイント

〇種類を確認して選ぶ

〇メリットデメリットを理解する

〇スペースに合わせて選ぶ

レールタイプ

床に設置されたレールを戸車でスライドする一般的なタイプ。設置が簡単で安定感があり、重たい扉も対応可能

上吊りタイプ

天井にレールを設置し、戸を吊り下げてスライドさせるタイプ。 床にレールがなく段差がないため、掃除がしやすくバリアフリーに最適。

アウトセットタイプ

壁の表面にレールを取り付けて、その上を戸がスライドするタイプ(壁の中に収納されない) 壁の中にスペースが不要で、既存の壁にも設置可能。

引き戸のメリット

スペースを節約: 開閉時にスペースを取らないため、狭い場所でも設置しやすい。

安全性: ドアが急に閉まることが少なく、小さなお子様や高齢者にも安全。

開口部を広く取れる: 両引き戸や引き違い戸では、大きな開口部を確保できるため開放感がある。

引き戸のデメリット

☆気密性に劣る: 隙間ができやすく、気密性や断熱性が開き戸に比べて劣ることがある。

取り付けスペースが必要: 壁の中や表面にスライドスペースを確保する必要があるため、取り付け場所に制限がある。

メンテナンス: レールや戸車のメンテナンスが定期的に必要。

おすすめの設置スペース

  • リビングとダイニングの間: 開放感が欲しいときに引き戸を開け、仕切りたいときに閉めることができる。
  • 洗面所やトイレの入り口スペースを取らずに設置できるため、狭い場所にも最適。
  •  クローゼット: スペース効率を重視する収納にも最適。
取り付け時の注意点

  • 壁の厚み: 引き戸を壁の中に収納する場合、壁の厚みを十分に確保する必要がある。
  •  床とレールの調整: 床が不均一だとスムーズに開閉できないため、正確な調整が必要。
  • 上吊りタイプ: 天井の強度や取り付け位置に注意が必要。しっかりとした支持力が求められる。
  •  防音・断熱対策: 隙間から音や冷気が入ることを防ぐために、隙間シールやパッキンなどの対策を検討する。

引き戸にリフォームすることで、壁の近くにも家具が設置できるようになったり、余裕を持った配置にすることも可能になります。生活の変化に伴ってリフォーム工事が必要となり、大掛かりな工事が難しい場合でも、ドアのリフォームを行うだけで部屋全体の使い方に幅が広がります。

 

引き戸は、スペースを効率的に使えるだけでなく、設置場所やデザインによってさまざまなタイプが選べます。レールタイプは安定性重視、上吊りタイプはバリアフリー対応、アウトセットタイプは取り付けの自由度が高いなど、それぞれの特徴を理解し、自分の住空間やライフスタイルに合った引き戸を選びましょう。