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ミミより情報

既存住宅における省エネ改修促進事業(クール・ネット東京)とは

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今回の名人

プランナー A.Okuno

東京都では既存住宅の断熱性向上推進のため高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽等への改修に対して補助金が出ます。

本事業はクール・ネット東京が実施する、東京都に住宅を所有する方が行う断熱化リフォームに対する補助金制度です。

都内既存住宅に設置されている窓・ドアの断熱改修、断熱材・高断熱浴槽を設置する方に対して、その経費の一部を助成することで省エネに優れ、災害にも強く、健康にも資する断熱・太陽光住宅の普及拡大を進めていくことを目的としています。

共通条件

① 都内の既存住宅において、令和6年4月1日以降に新たに設置すること。

※新築住宅は対象外となります。
②未使用品であること。

高断熱窓

① 1つ以上の居室において、すべての窓について、高断熱窓を設置すること。
※最低、1居室の全ての窓を改修してください。
1居室の全ての窓改修と同時に他の居室又は廊下、玄関その他の非居室(以下「その他の部屋等」という。)の改修を行う場合、その他の部屋等の窓は1枚以上の改修で構いません。
②国の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(断熱リフォームに係わる支援事業に限る。)または脱炭素化産業成長促進対策費補助金(先進的窓リノベ事業に限る。)において、補助対象となる製品として登録されている窓及びガラスを設置すること。

高断熱ドア

①熱貫流率が3.5 W/(㎡・K)以下のドアを設置すること。

♦国の脱炭素化産業成長促進対策費補助金(先進的窓リノベ事業に限る。)において、補助対象となる製品として登録されているか、子育てエコホーム支援事業において、補助対象となる製品として登録されており、熱貫流率3.5 W/(㎡・K)以下を満たす性能区分コードのドアも対象となります。

断熱材

①1つ以上の居室において、外気等に接する部分に断熱材を設置すること。
※改修する居室の外気等に接する部分すべてに設置・施工してください。
②国の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(断熱リフォームに係わる支援事業に限る。)において、補助対象となる製品として登録されている断熱材を設置すること。
③断熱材の熱抵抗値(断熱材の厚さ÷熱伝導率の値)が、天井:2.7以上 外壁2.7以上 床:2.2以上であること。

■高断熱浴槽

①JIS A5532:2011に規定する「高断熱浴槽」と同等以上の性能を有するものを設置すること。

♦国の子育てエコホーム支援事業において、補助対象となる製品として登録されている浴槽も対象となります。

先進的窓リノベ事業との相違点

1つ以上の居室の全ての窓について高断熱窓設置が要件

1つ以上の居室において、全ての窓について、高断熱窓を設置することが要件となります。1つ以上の居室の全ての窓を改修すればその他の居室の一部の窓を改修する場合でも申請可能です。
※外気に接する窓について、高断熱窓を設置すること(外気に接していない窓は、助成対象外)。
※最低、1つの居室の全ての窓を改修すること。1居室の全ての窓改修と同時に他の居室又は廊下、玄関その他の非居室(以下「その他の部屋等」という。)の改修を行う場合、その他の部屋等の窓は1枚以上の改修で構いません。(浴室、トイレ、キッチン、洗面所、納戸等は1居室の要件を満たす居室には該当しない。)
※一窓単位で申請すること。一窓の中に改修しないガラスがある場合は、その窓は助成対象外。

②助成額・助成率の算定方法

先進的窓リノベは性能とサイズにより定額補助される制度ですが、本制度は助成対象経費の1/3が上限となります。
他の制度と併用する場合、下記計算式により計算し申請を行います。

【助成額】
<戸建住宅> 1住戸当たり1,000,000円
<集合住宅> 1住戸ごとに1,000,000円

【助成額の計算方法】
<先進的窓リノベ事業以外の国からの補助金と併給する場合>
(助成対象経費×2/3)-(本事業と重複する国補助金の額)

<先進的窓リノベ事業と併給する場合>
(助成対象経費×5/6)-(本事業と重複する国補助金の額)

【助成対象経費の計算例】
助成対象経費120万円 / 先進的窓リノベを100万円受給している場合
(120万円×5/6)-100万円=20万円
本事業の補助額は併給しない場合、120万円×1/3=40万円ですが、併給する場合は上記計算式により控除し、低い方の金額が上限となります。

住宅省エネキャンペーンとの併用は可能?

本事業では国及び他の自治体(区市町村)等の補助金との併用が可能です。ただし、本事業以外で都、もしくは公社、または区市町村が実施する都の資金を原資とした補助で、本事業の助成対象経費が重複するものは併用できません。交付申請兼実績報告時に各事業、各自治体等から発行される交付額確定通知書(写し)の提出が必要です。

補助制度 併用可否
先進的窓リノベ事業
子育てエコホーム支援事業
給湯省エネ2024事業
賃貸集合給湯省エネ2024事業
◎(補助対象が重複する場合も併用可)

都の資金が充当されていない制度であれば、補助対象が重複する場合も併用可能ということになります。

窓の断熱リフォームに最大200万円補助される先進的窓リノベと本制度の併用は特におすすめの制度です。断熱材やドアは子育てエコホーム支援事業の対象ですが、こちらも併用可能です。

先進的窓リノベと併用する場合の申請の流れ

1.事前申込【東京都】

工事請負契約前に事前申込が必須となります。

2.工事請負契約締結

対象となる製品を選定の上契約を締結しましょう。

3.先進的窓リノベ交付申請

工事完了後、先進的窓リノベの交付申請を行います。

4. 省エネ改修促進事業交付申請

先進的窓リノベの確定通知受領後、東京都へ申請を行います。

設備設置の契約・施工は”事前申込受付後”が条件となります。

事前申込は書面・電子の申請方法があります。

リーフレット

災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光普及拡大事業PDF

複雑でわかりにくいと感じる方も多いと思いますので、まずはご相談ください。

リフォーム会社によっては申請に対応していない場合もあります。当店では相談から申請まで丁寧に対応いたしますので、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。