キッチンパントリー(食品庫)とは?
常温でも保存が可能な食品や調味料の保管をするためのスペースです。キッチンのウォークインクローゼットと呼んでもよいでしょう。雑貨類や調理道具の収納場所としても親しまれています。
壁付けタイプは本棚のようなスタイルで、比較的に設置しやすいタイプです。ウォークインタイプは小部屋のようになっているため、収納力もあり中を隠せるというメリットがあります。デメリットとしては、施工できる場所が限られている点と、工事費用が壁付けタイプよりも高くなるところです。ご家庭の家族構成やライフスタイルに合わせて、使いやすいタイプを施工しましょう。
キッチンパントリー内に収納する主なアイテム
パントリー内には、常備品のようなアイテムを収納する場合が多いです。レトルト食品、乾物、缶詰、お米、お酒、 飲料、 調味料‥。食料品だけでなく以下のようなアイテムを収納する場合もあります。水などの予備、 洗剤の予備、 防災グッズ、 調理道具など、使用する頻度は少ないけれど、取り出しやすくしておきたいアイテムを収納するのにもおすすめです。
また、根菜であれば常温で保存できるので、キッチンパントリーにて保管するのもよいでしょう。ただし、夏の暑い時期は根菜でも傷みやすいため、冷蔵庫に入れるようにしましょう。
パントリー設置のメリット
大きなメリットは、収納スペースが増えることによって、キッチンが広々と使えて片付けやすくなることでしょう。パントリー内は壁に沿って棚が設置されているので、何があるか一目で把握しやすいです。そのため、掃除もしやすくなるでしょう。食材を保存しやすい環境を維持できるでしょう。
使いやすい奥行きは?
パントリーの奥行きサイズは、20~35cm位にすると使いやすいです。長さのあるもの保管も、奥行きが30cm位あれば十分でしょう。奥行きがありすぎると奥のモノが取り出しづらくなり、かえって使い勝手が悪くなってしまいます。
幅(間口)は80~90cmが主流です。パントリー内を使いやすくするためには、以下のポイントが大切です。
- 可動性のある棚を設置する
- カウンターをつくる
- 換気ができる工夫をしておく
- 間口によっては棚を引き出せるようにする
設置のタイミングは?
パントリーは、キッチンを交換するときにまとめて工事される方が多いです。キッチンの配置を決めてから、最も使いやすい場所にパントリーを設けると非常に効率的だからです。キッチンを効率的に使うためには、パントリーの活用は大変おすすめです。食品だけでなく、非常用のストックやフライパンなどの調理器具をしまう場所としても有効です。キッチン周りを使いやすくしたいという方は、ぜひパントリーの設置を検討してみてください。